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人生はあるがままに 感想レビュー

不妊に悩む夫婦の映画

2020.11月よりNetflixで配信されたNetflixオリジナル映画

オーストリア映画(邦題:what we wanted)

引用)Netflix 公式予告https://www.netflix.com/jp/title/81233909

ストーリー

4回目の体外受精と結果が出ず、医師から今後の体外受精は補助金の対象外となることから、一旦治療を休止するよう提案されてしまう。

よく考えようと二人は休暇をとり、サルディニア島を訪れる。

しかし隣室には子供連れの家族が。

知り合いとなり、ともに時間を過ごすうちに夫婦の心は少しずつすれ違っていく・・

※以下ネタバレあり

感想レビュー

わたしの解釈、感想を素直に書いてみました。

本作は、不妊に悩む夫婦の感情を描いた作品です。

わたしも結婚はしていますが、子供には恵まれていないので同じ女性として共感できるところが多い話でした。

ただし、妻目線が中心のため男性が見た時にどう感じるのかが不明。

4回目の体外受精も成功せず、医師からも再度2人のこれからの将来について考えるように提案されてしまった、夫ニコラスと妻アリスは休暇を取りサルディニア島へ旅立ちます。

コテージに着いたアリスですが、休暇中も家の改装業者と打ち合わせ、パソコンに向かう真面目なタイプ。一方、ニコラスはこの時間を楽しもうとワインをたくさん飲もう、炭水化物を気兼ねなく食べよう!と明るく過ごそうします。

アリスの職業は銀行員、ニコラスは福祉士という設定がしっくりきました。

テラスでロマンチックに食事を取る2人ですが、隣のコテージからは子供の騒ぐ声が聞こえてきます。妊活から気分転換に来たはずが、翌日からお隣の自由奔放な幼い少女が、2人のテリトリーにも容赦なく踏み込んできます。

さらに、ある日少女に悲しそうな顔をしてると指摘されるアリス。なんとも言えないですね。

また、腹ただしいことに、その母親は、若くてセクシー、さらに望んだ妊娠でも無いとさらりと言い放ちます。お気楽で、占いにハマるおバカな母親を見下す一方で、でも自分には子供がいないという劣等感。

さらに遠慮なく踏みこんでくる見栄っ張りな隣の父親、決して悪い人ではないがその無遠慮さに腹が立つアリスですが、ニコラスはその父親と親しげに岩登りに行ってしまいます。

ここで夫婦仲は最高!!だったら良いものの、夫は愛情表現はあるもの、夜の営みには踏み込んできません。妊活によって出来てしまった溝。

一方、隣人の夫婦は反抗期の長男に手を焼いており、2人に子供がいなくてラッキー!と言ってきます。が、そんな言葉がアリスにそのまま伝わる訳もなく。

そんなアリスのイライラが伝わっているのか、ニコラス自身も意味もわからずイライラすると言い出します。

お隣の少女デニースは、明るくおてんば。私が1番見ていて辛かったのは、ビーチで一緒に遊ぼうと甘えてくるデニースと遊んでいるが、ふざけてデニースはアリスのサングラスをとり、海へと走っていってしまいます。

サングラスを持ったまま海へ入っていくデニースを追いかけアリスも海の中へ、そこへ寝ていたはずの母親が走ってきて危ないでしょ!とデニースに怒ります。

確かに、中々の深さまで来ていたので、こちらもハラハラしましたが子供に慣れないアリスはそんな状況にも気付けず、母親に謝ることしか出来ません。

母親は責めはしてこないが、仕方ないと冷たく言い放ちます。アリス‥わかるなー、反論したいけどそんなことも言えず、自分自身責めたくなるモヤモヤした気持ち。

しかし、甘えてくるデニースを愛おしいと感じる想い。

たどたどしく彼女を抱きしめ、子供特有の匂いを嗅ぐシーンは心に強く残りました。

2人の感情は完全にすれ違い、お互いを責め、アリスは部屋を飛び出してしまいます。

外で一夜を過ごしたアリスですが、翌朝に隣の少年が自ら薬を摂取し意識不明の状態で見つかります。

一命は取り留めたものの、あまりのことに夫婦の喧嘩もうやむやに・・。

結末

最後は、二人は家に帰り今後の家のリフォームについて話をするシーンで幕を閉じます。

冒頭でアリスは運転している際にコンタクトせずに出てきてしまったくだりがありますが、先の将来がみえないことを比喩していたのでしょうか。

結末としてはタイトルの通り、夫婦はありのままを受入れ未来へ進んでいくことを決意したという内容でした。

引用)Netflix 公式予告https://www.netflix.com/jp/title/81233909

ちなみに邦題のwhat we wantedは「私たちの欲しかったもの」という意味かな。

何かを伝えたいというよりも、夫婦感情を描きたかった作品のように思いました。

妻のアリスが正直、ちょっと怖いというか自己中すぎる印象がありますが、本来はもっとダンスを楽しみ、よく笑い明るい妻だったのでは無いでしょうか。

完璧な家族を求め、妊娠を望む想いが、楽しむことを忘れ神経質な女性にさせてしまった。

映像もとても良かったし、人間臭さもあり飽きずにじっくりと観賞を楽しめた作品でした。

日本だけではなく、今は高齢出産、不妊問題は各国でも課題となっているのですね。

たまには、一息ついて映画観賞はいかがでしょうか。

またね kikki

aki.sasaki@icloud.com

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